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公演名 『恋する虜 − ジュネ/身体/イマージュ −』
日時
2008年3月 7日(金)19:00
8日(土)16:00
9日(日)16:00
開場:開演の30分前 受付開始:開演の1時間前
全公演、前売りチケットは完売いたしました。
当日券の販売の有無は3月7日(金)10:00〜17:00に、
京都芸術劇場チケットセンター宛てにお電話でお問い合わせください。
会場 京都芸術劇場 春秋座
チケット料金 【日時指定・整理券番号つき自由席・税込】
一般前売:3,000円
学生&ユース(25歳以下)前売:2,500円*要証明書提示
*当日各500円増
京都芸術劇場友の会割引:2,700円*劇場チケットセンターにて前売のみ取扱
※未就学児のご入場はご遠慮下さい
チケット発売日 2008年1月11日(金)
チケット取扱

・京都劇場チケットセンター(平日10:00〜17:00)
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
tel:075-791-8240 fax:075-791-9438
・電子チケットぴあ
tel: 0570-02-9999(Pコード381-853)http://pia.jp/t
・JCDNダンスリザーブ http://dance.jcdn.org
・京都芸術センターチケット窓口(直接販売のみ/10:00〜20:00)
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

関連イベント 【ポスト・パフォーマンス・トーク】
8日、9日の終演後、参加アーティストとゲスト・スピーカーによるポスト・パフォーマンス・トークを開催
ゲスト: 8日−宇野邦一(フランス文学・思想) 
9日−石井達朗(舞踊評論家)

【公開トーク・セッション/応答する身体 -『恋する虜-ジュネ/身体/イマージュ』から
出演ダンサー、参加アーティストが「恋する虜」プロジェクトをさまざまな角度から検証します。
日時:2008年3月10日(月)14:00 
会場:京都造形芸術大学 人間館 NA102
出演:鵜飼哲(フランス文学・思想)、山田せつ子、砂連尾理、白井剛、伊藤高志、八角聡仁ほか
*要事前予約 
申し込み先:京都劇場チケットセンター
主催・お問合せ 京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
TEL:075-791-9437 FAX:075-791-9438
E-mail:info@k-pac.org
助成 財団法人セゾン文化財団
京都芸術センター制作支援事業

企画・構成 山田せつ子
引用テクスト  ジャン・ジュネ『恋する虜』(鵜飼哲・海老坂武訳、人文書院刊)
テクスト引用:八角聡仁

コレオグラフィー:山田せつ子 砂連尾理 白井剛 
ダンス: 山田せつ子 砂連尾理 白井剛 寺田みさこ
佐藤健大郎 竹内英明 野渕杏子 京極朋彦

映像:伊藤高志 美術:杉山至 浅沼秀治    サウンド:稲垣貴士
照明:高原文江 衣裳:権田真弓 構成補佐:相模友士郎
舞台監督:夏目雅也 浜村修司    舞台助手:米谷有理子 音響:大久保歩(KWAT)
映像アシスタント:新垣亘洋 宣伝美術:相模友士郎 制作:橋本裕介 山口幸子

舞台芸術研究センター:

岩村原太(技術監修) 酒井徹(学芸) 
竹下暁子、北本麻理、大塚千枝(制作)

ダンス論を読むように始まったジュネの読み解きから私達のダンスは立ち上がってきた。それは白い紙の上を彷徨う困難な時間だった。しかし、目を凝らし感覚を開いて、互いのからだのありかを見つけ出していくことは幸福でもあった。およそジュネに相応しくない「幸福」という言葉を傍らに置きながら、「傷」も「痕跡」も「裏切り」も浮上するダンスの場に、生者、死者ともに迎え入れたいと思っている。

―山田せつ子(ダンサー・コレオグラファー、京都造形芸術大学教授)

ダンス公演『恋する虜−ジュネ/身体/イマージュ』は、ダンサー、コレオグラファーばかりでなく、美術家、映像作家、批評家、研究者らが集まり、さまざまに交わりながら、ジャン・ジュネの作品を読み、考え、触発されたことを通して、ダンス作品をつくっていくプロジェクトのとりあえずの締めくくりである。2年あまりのプロセスのなかで、パレスチナ問題をめぐる映画上映やシンポジウム、ジュネに関する著作もある鵜飼哲氏や宇野邦一氏を招いての研究会、映像や美術の実験を含む公開リハーサルなどを、多様な形で行ってきた。それは現在の舞台芸術、またその作品づくりのあり方に対する根本的な問いなおしであり、私たちを取り巻く政治的、社会的な状況と舞台表現が本質的なレベルで切り結んでいくための試行であったと考えている。そこではもはやジュネのテクストは作品の「素材」などではなく、切実な思考と実践によってしか「読む」ことができないようなものとして浮かび上がってきた。一つの場所の中に多くの場所が共存すること、孤独であることの内に多くの他者が棲みつくこと。そうしたジュネ特有の倫理は集団による創作の現場へと直結し、芸術と政治的なものとが複雑に錯綜した死者への友愛、喪や哀悼の主題は、私たち自身の身近な問題とも重なっていった。そうしたジュネへの応答がどう結実し、身体、映像、美術、音、言語などが舞台上でどのように交錯するのか、どんな空間と時間を創り出すことができるのか。ジュネの作品群とその特異な生の軌跡が、今を生きる誰にとっても大きな意味を持ちつづけていることを改めて実感しながら、公演に向けてようやく確かな手応えを感じつつある。

―八角聡仁(批評家、京都造形芸術大学教授)