彼はシャープな身体性と、バネのようなリズム感を自在に使って踊る。
一方、言葉を記録するという作業を日々黙々と続け、そのノートは膨大な量に達しているようだ。偏執的とも言えるこだわりで、からだと言葉を往復しながら、何を探しているのか。私はいつも興味深く思ってきた。着地点はそう簡単に見つからないだろう、いやそう簡単に見つけないで欲しい。何故なら、私の想像不可能な地平を見せられることを望んでいるからだ。卒制がまさにダイナミックな通過点になっていくことを!
山田せつ子(京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科/ダンサー)