公演名 舞台芸術研究センター上演実験シリーズvol.23
「禁色」
公演日

2005年6月24日(金)、25日(土)

時 間 24日(金):開場18:30 開演19:00
25日(土):開場14:30 開演15:00
場 所 京都芸術劇場 春秋座
チケット料金
一般 3,000円
学生&ユース 2,500円
*当日500円増、全席自由席
チケット発売日 4月20日(水)
チケット取扱い 京都芸術劇場チケットセンター
 075−791−8240(平日10:00〜17:00)
電子チケットぴあ[URL http://pia.jp/t
 0570−02−9999(オペレータ対応)
 0570−02−9966(Pコード:361-079)
JCDNダンスリザーブ  http://dance.jcdn.org/
主 催 京都造形芸術大学舞台芸術研究センター
伊藤キム+輝く未来
企画制作 世田谷パブリックシアター
協賛 キリンビール株式会社
協力 セゾン文化財団、ハイウッド
お問合せ 京都造形芸術大学舞台芸術研究センター

原作 三島由紀夫
構成・演出・振付 伊藤キム
出演 伊藤キム、白井剛
 現在、コンテンポラリーダンスの世界で、振付家・ダンサーとして日本を代表する存在であり、多種多彩で旺盛な活動を続ける伊藤キムが、三島由紀夫の「禁色」にインスパイヤーされた新作を発表します。

  三島由紀夫が、1951年から53年にかけ発表した長編小説「禁色」。同性愛という当時としてはセンセーショナルな題材を描きながら、旧来の秩序や価値、概念に対し高らかに反旗を翻す作品として、発表当時さまざまな論争を醸し出しました。

  1959年、津田信敏門下の土方巽がこの「禁色」をもとに振付し、大野慶人と共に同タイトルの舞踊作品を上演。これがその後、欧米の現代舞踊にも多大な影響を及ぼすことにもなる“舞踏”の始原となる作品となりました。

  伊藤キムは、今回の企画制作を行う世田谷パブリックシアターにおいて、自らが主宰する「輝く未来」を率いて、「抱きしめたい(2000年)」、「激しい庭(2001年)」、「劇場遊園(2003年)」と毎年のように話題作を発表、また笠井叡とのデュオ「銀河計画(2002年)」や、シアタートラムでのソロ作品「ふたりだけ(2002年)」で新たな展開を見せる等、継続的な制作を行ってきました。また関西においても、びわ湖ホールでの「激しい庭(2001年)」、「Close the door, open your mouth (2004年)」、大阪・新世界で行った「階段主義(2003年)」など、その活動は高く評価されています。

  今回、伊藤キムが選んだデュオの相手は、白井剛。「伊藤キム+輝く未来」の中心的ダンサーとして活動した後、「発条ト(バネト)」のメンバーとして国内外でソロ作品を発表。その知的でナイーヴな表現は高く評価され、将来を大いに嘱望されている若手振付家・ダンサーの旗手とも言うべき存在です。

  ギリシャ彫像のような美しさを持つ青年と、彼の性的魅力を利用し、生涯裏切られ続けた女性たちへの復讐を遂げようとする老作家の共犯関係。彼らの間に巻起こる「性」と「生」に対する数多の確執。

  才気溢れる2人の振付家・ダンサーが再構築し、新たな世界を創りあげる2005年の「禁色」は、ダンスの歴史に新たなページを記すものとして、今年度注目のプロダクションといえるでしょう。
伊藤キム(いとう・きむ)  

1987年、舞踏家・古川あんずに師事。
90年、ソロ活動を開始。
95年、ダンスカンパニー「伊藤キム+輝く未来」を結成。
96年、『生きたまま死んでいるヒトは死んだまま生きているのか?』で、バニョレ国際振付賞を受賞、活動の場を国内外に広げた。
「日常の中の非日常性」を風刺と独特のユーモアを交えて表現する手法は同世代の共感を呼び、現代舞踊を代表する振付家・ダンサーとしての地位を不動のものとした。
2001年『close the door,open your mouth』(新国立劇場製作)、『激しい庭』(びわ湖ホール、世田谷パブリックシアター共同製作)により、第1回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞を受賞する。

白井剛(しらい・つよし)  

1996年、「伊藤キム+輝く未来」に参加。
2000年まで、カンパニーの中心的ダンサーとして活動する。
同時に、96年から「Study of Live works 発条ト(ばねと」の振付家として活動する。
2000年、『Living Roomー砂の部屋』で、バニョレ国際振付賞を受賞。
2002、2003年と連続して、トョタコレオグラフィーアワード最終審査会に出場する。
主な振付作品に、『タイムニットセーター』、『衝動とミディアムスロー』、『彼/彼女の楽しみ方』、『質量,side &.』などがある。また、小学校におけるワークショップ型授業やレジデンス・ワークショップを通しての作品創造など、多様なアートワークに取組んでいる。