作・演出:ジョン・ジェスラン
出 演:観世榮夫/久保酎吉/長谷川博己(文学座)
公演名 舞台芸術研究センター上演実験シリーズvol.21
KPACプロデュース公演「ピロクテーテス」
公演日 2005年5月27日(金)、28日(土)
時 間 27日(金) 19:00開演 18:30開場
28日(土) 15:00開演 14:30開場
◎5月28日公演終了後、シンポジウムを開催します
場 所 京都芸術劇場 春秋座
入場料
一般  前売3,000円 当日3,500円
学生&25歳以下  前売2,500円 当日3,000円
全自由席
未就学児童のご入場はお断りいたします。
前売開始日 2005年3月25日(金)10:00〜
前売取扱い 京都芸術劇場チケットセンター(平日10:00〜17:00)
Tel.075-791-8240
電子チケットぴあ http://pia.jp/t
Tel. 0570-02-9999/0570-02-9966(Pコード360-360)
主 催
お問合わせ

京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター


‘ギリシャ悲劇’という知の毒・薬が、
今、21世紀のヴァーチャル空間へと、静かに注ぎ込まれる―


『ピロクテーテス』(ソポクレス原作)とは?
ギリシャの弓の名手ピロクテーテスは、トロイア遠征の途上、毒蛇に足をかまれ傷が化膿する。その腐臭と痛がる声が疎ましいと、ギリシャ軍によって彼は孤島レムノスに置き去りにされた。見捨てられた怒りと孤独のうちに10年が過ぎた時、ピロクテーテスの名弓なしにトロイア陥落はないという予言により、オデュッセウスとネオプトレムスは、再び彼を戦争に呼び戻そうとやってくる―。ジョン・ジェスランの『ピロクテーテス』は、以上の物語を踏まえつつ、それを1990年代のNYに置き換えた改作である。
ジョン・ジェスラン(1951〜)  

ミシガン生まれの劇作家、映画作家、実験演劇演出家フィラデルフィア・カレッジ・オヴ・アート(1972年芸術学士)、イエール大学(74年芸術修士)で彫刻を学ぶ。数本映画をプロデュースもしているが(77〜9)、CBS(76〜9)でメディア・アナリストとして、またディスク・キャヴェットショー(80〜2)で仕事をしている間、日常生活へのテレビの影響に注意を引かれる。ジェスランの演劇作品は文化的ステレオタイプや社会の心理的サブテクストを探求する。ティヴのアクションと映画的効果を合体させた彼の方法は、舞台上の登場人物のリアリティを脱構築し、宙づりにしてしまう。彼に影響を与えたとされるのは、ヒッチコック、ガートルード・スタイン、ピランデルロ、シェルレアリスム、ブレヒト、ウースター・グループ、リチャード・フォアマンなどである。彼の最初の演劇作品『虚ろな月のチャン』(82〜)は、マンハッタンのピラミッド・クラブで毎週上演された30分のエピソードからなる連続物で、85年にベッシー賞を受賞し、現在のところ、第58話まで発表されている。その他に、『ホワイト・ウォーター』(86)、『ブルー・ヒート』(91)、『シャターハンド・マッサクル』(92)、『上陸地点』(93)、『スライト・リターン』(94)、『スノウ』(00)等。86年、『ディープ・スリープ』でオービー賞受賞。ドイツを中心とした海外での公演や教授歴も多いが、日本とも縁が深く、99年、東京大学客員教授に続き、02年〜03年京都造形芸術大学教授。

観世榮夫(かんぜひでお)  

1927年生まれ。能楽師(観世流シテ方)・俳優・演出家。58年に能界を離脱し、現代演劇、映画、オペラ、歌舞伎、舞踊などの分野で俳優、演出家として幅広く活躍。79年の能界復帰後も、さまざまなアーティストとコラボレーションを展開する一方で、能役者として廃曲の復曲上演なども行う。現在、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科教授。

久保酎吉(くぼちゅうきち)  

1955年千葉県生まれ。主な舞台作品に00年「マクベス」(W.シェイクスピア作/鐘下辰男演出)、01年「ベクター」(鐘下辰男作/演出)、04年「見よ、飛行機の高く飛べるを」(永井愛作/アントワーヌ・コーベ演出)など。05年G2プロデュース「キャンディーズ」に出演。また松本修の主宰する演劇集団MODEの中核を担う俳優として数々の舞台に立つ。一方、テレビ、映画、声優、C Mなどの幅広い分野で活躍中。

長谷川博己(はせがわひろき)  

1977年東京都生まれ。01年文学座研究所入所。04年準座員となる。02年文学座研究科在学中にtpt「BENT」(マーティン・シャーマン作/ロバート・アラン・マッカーマン演出)で初舞台、注目を集める。03年「ゴロヴリョフ家の人々」(永井愛作/演出)、「現代能楽集AOI」(川村毅作/演出)、04年文学座公演「モンテ・クリスト伯」、「夜からの声」(山田太一作/木村光一演出)、05年「キッチン」(アーノルド・ウェスカー作/蜷川幸雄演出)に出演。若手実力派俳優として今後の活躍が最も期待される。