公演名 人形浄瑠璃 文楽
公演日 2003年10月19日(日)
時 間 昼の部/13:30開演 夜の部/17:30開演
場 所 京都芸術劇場 春秋座
入場料 5,000円(全席指定・税込)
学生券1,500円 当日指定(京都芸術劇場、大学生協のみで販売)
前売場所 京都芸術劇場企画運営室 075-791-8240
チケットぴあ 0570-02-9999
京都音協プレイガイド 075-211-0261
高島屋京都店チケットショップ 075-221-8811
お問合せ 京都芸術劇場 企画運営室 075-791-8240
主 催 京都造形芸術大学
協 力 フラットウェル
昼の部/「絵本太功記」夕顔棚の段・尼崎の段、「釣 女」
夜の部/「伽羅千代萩」竹の間の段・御殿の段
平成十五年十月 地方公演 配役表 九月二十七日〜十月二十日
昼の部 夜の部
解  説 太夫の役割(五分) 豊竹 新大夫
  三味線の役割(五分) 鶴澤 清志郎
  人形の遣い方(十分) 吉田 勘市
吉田簑太郎改め三世桐竹勘十郎襲名披露狂言
「絵本太功記」
 夕顔棚の段   〈人形役割〉
  豊竹 呂勢大夫 母さつき  桐竹 紋豊
  鶴澤 清太郎 妻 操  吉田 簑助
    嫁初菊  吉田 簑二郎
 尼ヶ崎の段      
切  豊竹 十九大夫  旅僧 実は真柴久吉  吉田 文吾
  鶴澤 清治 簑太郎改め
    武智光秀  桐竹 勘十郎
奥  豊 竹 英大夫 武智十次郎  吉田 勘弥
  竹 澤 団 七 百 姓  大 ぜ い
    軍 姓  大 ぜ い
初世鶴澤道八作曲・楳茂那陸平振付
「釣 女」
〈人形役割〉
太郎冠者  豊竹 咲大夫 太郎冠者  吉田 玉也
大 名  竹本 貴大夫 大 名  吉田 勘緑
美 女  豊竹 咲甫大夫 美 女  吉田 清三郎
醜 女  竹本 貴大夫 醜 女  吉田 文司
  鶴澤 清友    
  竹澤 団吾    
  鶴澤 清志郎    
  鶴澤 清丈    
解  説 太夫の役割(五分) 豊竹 咲甫大夫
  三味線の役割(五分) 鶴澤 清丈
  人形の遣い方(十分) 桐竹 一輔
「伽羅先代萩」
 竹の間の段   〈人形役割〉
政 岡  竹本 三輪大夫 簑太郎改め
八 汐  竹本 津国大夫 八 汐  桐竹 勘十郎
沖の井・忍び  豊竹 始大夫 沖の井  吉田 清之助
小 巻  竹本 文字栄大夫  鶴喜代君  吉田 玉勢
鶴喜代君  豊竹 新大夫 千 松  桐竹 一輔
千松・腰元  豊竹 咲甫大夫 乳人政岡  吉田 文吾
  竹 澤 弥三郎 小 巻  吉田 清五郎
    忍 び  吉田 玉志
    栄御前  桐竹 紋豊
    腰 元  大 ぜ い
 御殿の段
切  豊竹 嶋大夫    
  鶴澤 清介    
奥  豊竹 小松大夫    
  鶴澤 燕二郎    
「絵本太功記」夕顔棚の段・尼ケ崎の段
 明智光秀が織田信長を急襲し自刃させた「本能寺の変」、そして光秀が羽柴秀吉に討たれた「山崎の戦」。これらのできごとを踏まえた時代物で、謀叛による光秀と家族の苦悩、悲劇が描かれています。
 天下統一を目前にした尾田春長の数々の暴虐。それを諌めて不興を買った重臣武智光秀は、忠心までも疑われて様々な酷い仕打ちを受け、ついに堪えかねて謀叛を起こし、本能寺で春長を自害させました。しかし、民のために暴君を討ったという光秀の心は、母にも妻にも理解されません。母は、主殺しは家の恥・身の汚れだと怒り、息子のもとを立ち去ってしまいました。
 光秀の息子十次郎が、主君の仇討ちに勇む真柴久吉と戦うため、許婚者を残して出陣しました。光秀は、母の家に泊まった旅僧を久吉と見抜き、外から竹槍で突き刺します。ところが、刺されたのは母―悪逆非道を諌めようとわざと息子の手にかかったのです。光秀の悪心を責め嘆く妻、また味方の敗北を告げ息絶える十次郎……。孤立無援の光秀は悲しみを抑え、山崎での決戦を久吉と約束するのでした。

「釣 女」
 独身の大名と太郎冠者が、妻を授かろうと西宮の戎神社に祈願したところ、与えられたのは釣竿。さてはこれで妻を釣れとのお告げかと、大名がさっそく釣針を下ろしますと、針先に美しい女性がついてきました。つづいて太郎冠者も見事に女の子を手に入れ大喜びするのですが、さて太郎冠者を待ち受けていた災難とは……? 狂言をもとにしたとても楽しい作品です。
「伽羅先代萩」竹の間の段・御殿の段
 江戸時代初期、たった二歳の子供が家督を継いだ仙台藩伊達家での権力闘争。この有名な「伊達騒動」を題材として時代を鎌倉時代に移し、陰謀から気丈に若君を守る女性を描いています。
 幼くして奥州五十四郡の主となった鶴喜代を、お家乗っ取りを企む一味が毒殺しようと狙っています。乳母の政岡は、病気と偽って若君のもとへの男子の出入りを一切禁じ、自分で作った食事を息子の千松に毒味させた上で若君に食いべさせるほど厳重に警戒していますが、食事といってもわずかな握り飯だけ。空腹に堪える子供たちにとっても、また我慢させる政岡にとっても辛い日々でした。
 陰謀に加担する栄御前と八汐が病気見舞いと称して毒入りの菓子を持参し、若君に食べさせるよう政岡に迫りました。毒の疑いがあるときには食するようにと常々母から言い含められていた千松は、駆け寄って菓子を口にし、毒殺を見破られまいとする八汐に刺し殺されてしまいます。けれども、涙一滴こぼさずに若君を守る政岡―母親とは思えないその強い態度に、栄御前は、政岡が若君と実子を取り替えて悪事を企んでいたのだと信じ込み、陰謀を打ち明けるのでした。やがて一人になった政岡の激しい嘆き……。この様子を見た八汐は、企みを知った政岡を殺そうとしますが、逆に討たれました。