京都芸術劇場 春秋座 studio21

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公演情報

公演名

P.P.Pasolini's PORCILE
豚小屋

日時 2011年6月4日(土) 14:00開演 / 18:00開演
※14時開演の部、終演後にトークを予定しております。
各回開演30分前よりホワイエ開場/開演10分前より整理番号順にてご入場頂きます。
会場 京都芸術劇場 春秋座 舞台上
料金 【整理番号付自由席】
一般     3500円
シニア    3200円
学生&ユース 2000円
瓜生山学園生 1000円
※ユースは25歳以下、シニアは60歳以上、要身分証明書提示。
※整理番号はチケットに記載されています。
チケット取扱い 2011年4月6日(水) 10:00発売開始
□京都芸術劇場チケットセンター
 TEL:075-791-8240(平日10:00~17:00)
□京都芸術劇場オンラインチケットストア
チケット購入
電子チケットぴあ
友の会特典 先行発売 2011年4月5日(火) 10:00
京都芸術劇友の会料金 2700円 ←800円お得!


入会はこちらから
お問合せ 京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
TEL: 075-791-9207
20世紀の<謎>イタリアの詩人、映画監督として知られるパゾリーニが遺した舞台戯曲
本邦初翻訳初演!

何故、今、パゾリーニか?     川村 毅

ピエル・パオロ・パゾリーニは未だに二十世紀の謎として屹立しています。その死は、何も解決されないままのまさしく切断でした。

その謎と切断に向けての探求と解明がこの企画の目的です。

氏の戯曲は、映画に比べて日本では、ほとんど取り上げられず、問題にすらもされていません。パゾリーニが実はテアトロへの欲望を濃厚に抱えていたことは、映画『テオレマ』の演劇的構成からも読み取れますし、『オイディプス』、『メディア』の映画化からも十分に伺えます。パゾリーニの謎を、さらに日本においては謎として放置されたままのパゾリーニ戯曲を、白日の下に晒すというスリリングな上演です。
コミュニストでありながらカソリック、反資本主義者でありながら映画の興行成功に腐心したパゾリーニの入り組んだ思考回路、思考の方法が現在に有益だと考えるのです。
個人的なことに言及すれば、パゾリーニという作家は私にとって映画少年であった時期より重要な人であり、中学生の時にその死のニュースを耳にした際には衝撃を覚えました。

やがて彼が戯曲を数本執筆していることを知り、原書は手に入れたものの、なんとか上演できないかという思いを抱き続けてきました。出来れば今後全作品の上演の実現を望んでいます。

スタッフ・キャスト

作 ピエル・パオロ・パゾリーニ/翻訳 大崎さやの、キアラ・ボッタ

ピエル・パオロ・パゾリーニ/原作

1922年イタリア・ボローニャで、ファシスト軍人の父と元教師の母の長男として生まれる。22歳で処女詩集「カザルサ詩集」を自費出版。終戦前に弟グイードがパルチザンの内紛により20歳で死亡。カザルサで教師になるが、共産党に入党、地域のリーダーとして活躍する。しかし政敵から「ホモセクシュアルが未成年を堕落させている」と密告され、共産党から除名される。極貧の中で詩作・小説執筆を続け、1956年フェデリコ・フェリーニ監督より「カリビアの夜」共同脚本の依頼を受けたのをきっかけに、次々と映画作品を発表、国際的評価を得る。1975年「ソドムの市」撮影直後、ローマ郊外の海岸で他殺体で発見されたが、事件の真相は未だ不明。

構成・演出 川村 毅

川村毅/構成・演出

劇作家、演出家。ティーファクトリー主宰。1980年明治大学政経学部在学中に第三エロチカを旗揚げ。2002年自作プロデュースカンパニー、ティーファクトリーを設立、以降発表の拠点としている。「新宿八犬伝 第一巻-犬の誕生-」にて1985年度第30回岸田國士戯曲賞受賞。
1996年ACC日米芸術交流プログラムのグランツを受けNYに滞在。1998年ニューヨーク大学演劇学科に客員演出家として招かれる。近年の主な作品に、<神なき国の夜>三部作、作・演出(2005-2008年ティーファクトリー)、「オトコとおとこ」(2006年文学座アトリエ公演・書き下ろし)、「アルゴス坂の白い家」(2007年新国立劇場公演・書き下ろし)、「ハムレットクローン」作・演出(2003年ドイツ、2004年ブラジルツアー)、E.イェリネク作「ウルリーケ メアリー・スチュアート」(2008年TPT・台本、演出)等。2003年世田谷パブリックシアターと京都造形芸術大学舞台芸術研究センター共催公演として初演の作・演出作品「AOI/KOMACHI」は、2007年国内ツアー・NY他北米ツアーにて再演。英・仏・独・伊語に翻訳され、出版や現地でのリーディング公演などが行われている。昨年30周年記念公演として『新宿八犬伝 第五巻』を春秋座ほかで上演、第三エロチカを正式解散した。 京都造形芸術大学舞台芸術学科教授。日本劇作家協会、日本演出者協会会員。HP :http://www.tfactory.jp/

衣裳・美粧 宇野亜喜良

宇野亜喜良/衣裳・美粧

日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナーの一人。1950年代から鬼才イラストレーターとして活躍。
名古屋市立工芸高等学校卒業後、カルピス食品工業に入社、広告・宣伝に携わる。その後日本デザインセンターを経て、1965年、横尾忠則、和田誠、山口はるみ、灘本唯人らと共に東京イラストレーターズ・クラブを設立する。寺山修司の多くの本の装丁や、ポスター、舞台美術を手がけている。99年紫綬褒章、10年旭日小綬章受章。
2008年寺山修司没後25年特別公演「毛皮のマリー」(主演・演出 川村毅)の衣裳・美粧をデザインしている。

CAST


手塚とおる
手塚とおる/俳優

『黒いチューリップ』(83年/作:唐十郎、演出:蜷川幸雄)でデビュー。
1986年から劇団健康に参加。解散までの全公演に出演。その後、ナイロン100℃、大人計画、野田地図、劇団☆新感線、黒テント、サードステージ、劇団燐光群、TPT等に出演。役者としての仕事の他、1993年シリーウォークプロデュース公演『お茶と同情』で初作、演出を担当。その後、結城座360周年記念公演『アノコ』、黒テント『鉄コン筋クリート』、高橋克実プロデュース『力こぶ』を劇作家として書き下ろし、TPT、メジャーリーグ等では演出を担当。作家、演出家としても活躍。現在は舞台を中心に映画、テレビと幅広く活動をする中、川村毅演出舞台作品も『AOI/KOMACHI』(2003、2007)、『クリオネ』(2005)、『フクロウの賭け』(2006)、『ワニの涙』(2008)、『毛皮のマリー』(2008)、『新宿八犬伝第五巻』(2010)と多数出演。世田谷パブリックシアター主催・ドラマリーディング P.P.パゾリーニ作『オルジァ』(2003年、川村毅演出)主演。


河合杏南

笠木 誠

福士惠二

大沼百合子

伊澤 勉

柊アリス

中村 崇

伊藤キム
伊藤キム/俳優

振付家・ダンサー。1987年、舞踏家・古川あんずに師事。 90年ソロ活動を開始。95年ダンスカンパニー「伊藤キム+輝く未来」を結成。96年『生きたまま死んでいるヒトは死んだまま生きているのか?』でフランス・バニョレ国際振付賞を受賞。01年『Close the door, open your mouth』および『激しい庭』で、第一回朝日舞台芸術賞寺山修司賞を受賞。05年「愛地球博」の前夜祭パレードで総合演出をつとめる。同年、白井剛氏とのデュオ『禁色』(原作・三島由紀夫)を発表。また劇場作品だけでなく、パブリックスペースの階段を使った『階段主義』や、学校や美術館などを使った作品も多い。作品では、根源的なテ-マとして「日常の中の非日常性」を、風刺と独特のユーモアを交えて表現している。05年から06年にかけ、バックパックを背負って半年間の世界一周の旅に出る。07年春より「伊藤キム+輝く未来」から「輝く未来」にカンパニー名称を変え、新たな形態で再始動の後、11年2月に解散。08年横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。現在、京都造形芸術大学准教授。

制作 ティーファクトリー