高田和子SANGEN SPACE
vol.3
『闌声(らんじょう)
〜光と影のコラボレーション』 |
音楽の在り方からコンサートの形式まで新しい試みを提案し、
伝統楽器の可能性を模索してきた三絃(=三味線)奏者・高田和子による音楽シリーズ第3弾。 |
企画・構成・出演=高田和子
ゲスト=米川裕枝(箏)、藤原道山(尺八)、岩村原太(照明) |
「闌声」とは、人間国宝・米川敏子の後継者であり、正統派古典演奏の第一人者である米川裕枝と、独自の視点で現代を捉え、意欲的な創作活動を続ける高田和子の2人によって1996年よりスタートし、5回公演を行なったシリーズ。タイトルは「技にたけた者が型を破る自在な境地」を指します。古典と現代の分業が常識であった邦楽界に、両極端の2人の共同作業は波紋を投じ、邦楽器による現代作品と同時に質の高い古典が聴けることで、邦楽関係者のみならず洋楽関係者にも好評を博しました。
今回はシリーズの第5回で初演され話題を呼んだ「瞬庵」−勅使河原宏の追憶に−(勅使河原制作・竹の茶室「瞬庵」の映像前で演奏)の再演を軸に、プログラムを構成。「瞬庵」では、米川氏所蔵の江戸時代の筝(螺鈿と蒔絵細工による美術品)を使用します。また若手実力派の尺八奏者として注目を浴びる藤原道山が、高橋悠治や港大尋ら作曲による現代曲で共演。さらに照明家・岩村原太が全プログラムを通じ、古典から現代の曲まで、独自の照明をデザインします。 |
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■プログラム■
「夕やけぐるみの歌」寺嶋陸也作曲/石原吉郎・詩
「乱輪舌」八橋検校作曲 三絃と尺八による新作 港 大尋作曲
「瞬庵」−勅使河原宏の追憶に− 高橋悠治作曲
「エピソードII」−宿業(カルマ)の淵−Op.103 石井眞木作曲
「あゆ川の」−田歌− 間宮芳生作曲 |
コンサートシリーズ「闌声」に寄せて
このコンサートは、二人の拓かれた感性と卓越した技術をもつ演奏家の相互交流によって、古典と現代に分業化された状況の中で力を失ないつつある伝統音楽を活性化し、その演奏に新しい場の創造を確立しようと意図されたものです。洋楽優先をうたい続けるわが国にあって、伝統音楽や伝統楽器に対するこのような今日的な視点からの見直しは、大きな意義をもつものと思われます。細心の配慮で構成されたプログラムは二人の精神を見事に投影しており,音楽的成功と共に閉塞した状況の打破に向けてその成果が期待されます。
一柳 慧(作曲家)
〔シリーズ第1回プログラムより〕
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| プロフィール |
●高田和子(三絃、うた)
箏を中能島欣一と谷珠美に、三絃を杵屋正邦に師事。NHK邦楽技能者育成会18期首席修了。東京芸術大学大学院修了後、1983年より三絃リサイタルを重ねる。93年岩城宏之指揮によるオーケストラ・アンサンブル金沢と、高橋悠治作曲三絃弾きうたいとオーケストラのための「鳥も使いか」を初演後、シドニー・オペラハウス、メルボルン、シンガポールで再演、好評を博す。さらに日本フィル、大阪フィル、神奈川フィル、と共演。海外でのソロ公演も多数。99年和楽器プロジェクト「糸」を結成、代表となる。2000年東京芸術大学非常勤講師をつとめる。最近はアジアのダンサーとのコラボレーション、ジャズや即興系プレーヤーとの共演など、現代音楽の枠を越え、三絃と歌の可能性を追求している。
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●米川裕枝(箏)
1950年東京に生まれ、3歳より、母、米川敏子(文化功労者・人間国宝)に地歌・箏曲の手ほどきを受ける。1973年NHK邦楽技能者育成会18期卒業。1989年から国際交流基金の自主派遣により、欧州12ヶ国にて演奏。1994年クラクフ交響楽団、ブリュッセル音楽院管弦楽団と共演。1995年芸術選奨文部大臣賞受賞。1996年文化庁芸術祭優秀賞受賞。1998年ビクター伝統文化振興財団奨励賞受賞。2001年東京都交響楽団と共演。2004年エクソンモービル音楽賞受賞。現在、研箏会副会長、(社)日本三曲協会理事、作陽大学特任教授。 |
●藤原道山(尺八)
「和楽器の貴公子」と言われ好評を博している尺八奏者・藤原道山。10歳より尺八を始め、人間国宝
山本邦山に師事。東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業、同大学院音楽研究科終了。在学中には安宅賞受賞、御前演奏を務める。最新アルバム『空-ku-』<千住明プロデュース>の他これまでアルバム3枚を発表。様々な可能性を求め、筝、ピアノ、マリンバ、その他様々な楽器とのコラボレートを積極的に行うなどソロ以外でも活躍。更に2002年にはさいたまスーパーアリーナで行われた「ジョン・レノン
スーパー・ライヴ」で、坂本龍一氏のチームに参加と幅広く活躍。既成の尺八イメージを変える自由な発想でジャンルを超えた音楽活動を展開中。 |
●岩村原太(照明)
舞台照明デザイン「G. Lighting W. office」主宰。演劇・舞踊等の照明美術を計画設計、スタッフ講座やライティングワークショップなど企画開催[1987年より]、ダンスカンパニー山海塾(舞踏)に参加[1990年より]、京都西陣地区活性化実顕の試みに地域と芸術の庭園・創作と生活の工場を提案、スタジオギャラリー「西陣ファクトリーGarden」を開設、代表として現在にいたる[1997年より]。光による表現、光を使っての空間時間構成についてを作業研究領域とし、現在、デザイナーばかりでなくライティングインプロヴァイザー/ライティシャン/コラボレーターとしても活動を行う。京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科非常勤講師。
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| ■日時 |
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2004年11月14日(日)
15:00開演(14:30開場) |
| ■会場 |
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京都芸術劇場 春秋座(京都造形芸術大学内) |
| ■料金 |
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| [一般] |
前売2,500円 当日3,000円 |
| [学生&25歳以下] |
前売2,000円 当日2,500円 |
※全自由席
※学生&25歳以下の方は学生証か年齢の分かるものをチケットご購入時にご提示ください。
※未就学児童のご入場はお断りいたします。 |
| ■チケット取扱 |
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京都芸術劇場チケットセンター(平日10:00〜17:00):
窓口での購入または電話予約の上、当日精算 TEL.075-791-8240
舞台芸術研究センター:メール予約の上、当日精算 E-mail info@k-pac.org |
| ■主催 |
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京都造形芸術大学
舞台芸術研究センター
TEL.075-791-9437 FAX.075-791-9438 E-mail
info@k-pac.org |
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[お問い合わせ]
京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター 〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2−116
Tel.075-791-8240 Fax.075-791-9438 E-mail info@k-pac.org
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【次回予告】
vol.4 2005年5月22日(日)「帰ってきた『糸』」
ゲスト=西陽子(箏)、田中悠美子(太棹)、石川高(笙)、神田佳子(打物)
伝説のバンド「 糸 」・・・1999年に高橋悠治・プロデュース、高田和子の呼びかけで結成された和楽器プロジェクト。若い作曲家とのコラボレーションで、数々の新作を初演しました。古典のリメイクからロック、タンゴ、即興演奏、自身による編曲物まで、幅広いレパートリーを持っています。今回の再結成では、人気の高かったレパートリーと、有名な古典のリメイクなどを再演し、即興と新作の初演も行います。
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