公演名 《朗読オラトリオ》ポール・クローデル=作 渡邊守章=訳・構成・演出・出演
[ 繻子の靴 あるいは 最悪かならずしも定かならず ]
―四日間のスペイン芝居―(抄)

新大陸の征服者と若く美しい人妻との《禁じられた恋》
16世紀バロック時代の地球を舞台に展開する壮大な《世界大演劇》
日時

2008年7月6日(日) 開演12時30分
     7月7日(月)開演19時30分(ハイライト版)
     7月8日(火)開演18時00分
                            ※開場は開演の30分前

会場 京都芸術劇場 春秋座
料金 全席指定
【前売】一般 3000円/シニア 2500円/学生&ユース 2000円 
※当日は各500円増し ※シニアは60歳以上が対象
※一部チラシに記載しておりました料金に誤りがございました。ここにお詫びし、訂正いたします。
友の会特典

【京都芸術劇場 友の会 先行予約を行います!】
友の会先行予約 2008年5月15日(木)・16日(金) 平日10〜17時
友の会/前売 2,500円  

※新規で友の会登録をご希望の方は、
【郵便振替でのご入金の場合】 5/9(金)まで、
【窓口受付の場合】 5/13(火)までに、登録をお済ませ下さい。
お問い合わせ・お申し込みは、
京都芸術劇場チケットセンター TEL:075-791-8240(平日10〜17時)まで

チケット取り扱い 【2008年5月26日(月) 一般発売開始】
京都芸術劇場チケットセンター 
 TEL:075-791-8240 (平日10:00〜17:00)
電子チケットぴあ 
 TEL:0570-02-9999 (10:00〜23:30)
 Pコード:386-933  http://pia.jp/t
主催・お問合せ 京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
TEL:075-791-9437 FAX:075-791-9438
http://www.k-pac.org/kpac

[出演]
野村萬斎 / 後藤加代 / 野村万作(人間国宝)7・8日特別出演 / 平栗あつみ / 渡邊守章
田原正治 / 石井英明 / 吉見一豊 / 瑞木健太郎 / 小田豊 / 錦部高寿

 ポール・クローデル(1868−1955)は、20世紀フランスの最も重要な作家・劇詩人で外交官でもあり、日本には大正年間に5年近く大使として滞在し、日本の文化を深く愛した。滞日中に完成する長編戯曲『繻子の靴』は、詩人が生涯の集大成と考えた壮大な規模の作品で、16世紀スペインを中心に、新旧両大陸に展開される若い貴婦人ドニャ・プルエーズと新大陸の征服者ドン・ロドリッグとの地上では叶わぬ恋を主軸とする。プルエーズに地上における不可能な政治的使命を託す夫ドン・ペラージュ、彼女に邪な恋を抱く背教徒ドン・カミーユという悲劇的な四角関係と対をなすようにして、ドニャ・ミュージークとナポリの副王の幻想的な恋物語が展開する。これらの主筋に絡む道化芝居の千変万化。この「四日間のスペイン芝居」は、ワーグナーの『ニーベルンクの指輪』四部作を凌駕する世界大演劇であり、西洋と東洋の、古典と前衛の演劇言語が絢燗たる火花を散らす、まさにグローバルな祝祭演劇である。

 クローデルの戯曲は、長短入り混じる独特の自由詩形で書かれており、まずその言葉の力を、俳優の声=身体において捉えることが不可欠である。今回の《朗読のオラトリオ》は、単なるリーディングではなく、言葉における「オラトリオ」をモデルに、《言葉の姿》が、その強度において、鳴り響き立ち現れるようにする実験である。今回は、詩人の没後50周年を記念して行われ、幸いにも好評であった「全曲版」を踏まえつつ、舞台上演を視野にいれたウ゛ァージョンを作るための作業である。

 萬斎君とは、能狂言の舞台を別にすれば、1990年の東京グローブ座『ハムレット』以来のことであり、御尊父万作さんとは五十年来のお付き合いだが、これも能狂言の仕事を別にすれば、1975年の「冥の会」におけるセネカ『メーデーア』から初めての舞台である。後藤加代は、今年3月に京都造形芸術大学春秋座studio21における空中庭園・能ジャンクション『當麻―折口信夫「死者の書」による』で、その存在感と強度に貫かれた《語り》が人々を魅了した。 これらの《声》と《言葉》の劇的な出会いに、賭けられているものは大きい。

渡邊 守章