| 作・演出 |
:松本雄吉 |
| 音楽 |
:内橋和久 |
| 主な出演者 |
:升田学 岩村吉純 藤木太郎 石本由美 平野舞 エレコ中西 他 |
大阪を拠点に活動する維新派は、1970年の結成以来、全作品の作・演出を手がける松本雄吉のもと、〈演劇〉というジャンルにとらわれない活動を続けてきました。
関西弁のイントネーションを生かし、バリ島のケチャにも似た独特のラップスタイルの台詞廻しで演じる「ヂャンヂャンオペラ」(天王寺ジャンジャン町に由来)、映画のセットさながらのリアルな舞台美術、少年少女に扮した白塗りの役者たちによる集団パフォーマンス―そのスペクタクルな舞台は、多くの観客を驚愕させ魅了しています。
今回上演される『nostalgia』の舞台は南米。「20世紀三部作」の第一部として、日本からブラジルへの移民、少年ノイチの半生を描きます。1908年、移民船・笠戸丸でブラジルに渡ったノイチは、反乱のさなか人を殺し、ポルトガル移民で恋人のアン、先住民のチキノとともに南米を放浪することになる。行く先々で日本人排斥運動やクーデターに巻き込まれ、散り散りになってしまう三人。はたしてその運命は? 維新派が南米ツアーを行った際に想を得たという本作は、史実をもとにしたフィクションで、ロードムービーのような映画的な手法で描かれています。
2007年7月の大阪公演では4000人近くの観客を集め、批評家からは「芸術性と娯楽性を兼ね備えた奇跡のような舞台」と絶賛されました。〈朝日舞台芸術賞〉の受賞、〈アデレードフェスティバル〉への招聘など、国内外で高い評価を得ている維新派。京都芸術劇場に初登場です。この再演の機会をどうぞお見逃しなく。 |